
こんにちは、秋ナスです。
いよいよ今月末から10連休ですね。
お休みでワクワクしている方もいれば、むしろ仕事が忙しくなってしまう方もいらっしゃるかと思います。
株式市場のほうも、今年2019年のゴールデンウィークは10連休となります。
10日も連続で市場が閉まるなんて、なかなかお目にかかれません(笑)
市場関係者の方々も、ゆっくり休めるといいですね^^
さて、巷ではすでにゴールデンウィークに向けて、どんな銘柄を買えばいいのか、いろいろと情報が出回っているみたいですね。
元号が変わることもあって、まだまだ「令和」に関連した銘柄に注目が集まっているのも事実です。
では実際のところ、10連休を目前にして株を買うべきなのかどうか。
今回は連休前のトレードについて、僕なりの対応をお伝えしていこうと思います!
目次
2019年のゴールデンウィーク10連休には、株式市場は動かない
あらためて確認です。
今年のゴールデンウィーク10連休に、日本の株式市場は動きません。
2019年4月27日(土)から5月6日(月)まで、国内の証券取引所はお休みとなります。
株式市場が動かないということは、10連休中に株を売ったり買ったりすることはできません。
連休前に買った株が上がっていても、下がったまま連休に突入しても、10日間は何もすることができません。
株式市場そのものが動かないので、売買したくてもできない状態になるわけです。
10連休にはトレードしない!
では、株式市場が動かない10連休を目前に、買うべき銘柄とはどんな銘柄か。
結論から言うと、「何も買わない」のが鉄則だと言えます。
買うべき銘柄は何かと言っておいてアレですが、答えは「何も買わない」です。
あなたがまだトレードを始めて間もない初心者株トレーダーならなおさらです。
10日も休みになる連休前に、ポジション(保有銘柄)があるというのは、リスクが大きすぎます。
ニュースでは連日のように「令和」関連の銘柄が取り上げられていますが、それにつられて元号が変わる直前に何かしらのアクションを起こしたい方も多いかもしれません。
ですが、新しくポジションを建てる(エントリーする)のは、やめておいたほうがいいですね。
基本的に、連休前には持っているポジションはすべて手仕舞うのがオススメです。
僕もよっぽどのことがない限り、ゴールデンウィークにポジションを抱えたままでいるのは好きではありません。
なるべくなら、ロスカットになろうがなんだろうが、保有している銘柄があればすべてなくしておきます。
10連休にトレードしない4つの理由
これほどまでに、10連休前のノーポジションをオススメする理由は以下の4つです。
- 悪材料が出ても、株の取引ができない
- ゴールデンウィーク前には売買が減ることが多い
- 決算発表が多く、株価が変動しやすい
- 株を持っていると、精神衛生上よろしくない
それぞれ解説します。
悪材料が出ても、株の取引ができない
やはりなんといっても、取引できなくなるのが最大の理由です。
連休中に悪いニュースが出たとしても、持っている株を手仕舞うことができません。
あなたが持っている株の企業が、いきなり不祥事でニュースになることだってあるわけです。
もしそうなったら、何も対応できないまま、休み明けから一気に売りが殺到して、ストップ安連日張りつき大暴落なんて恐ろしいことも起こり得ます。

また、ゴールデンウィークというのは、日本の株式市場はお休みですが、海外の市場は無関係です。
突然NYダウが暴落するとか、イギリスポンドが叩き売られるとか、市場全体に打撃を与えるネガティブなイベントが起こるかもしれません。
そんな都合よく連休に起きるのかと思われるかもしれませんが、起きないなんて保証はどこにもありません。
仮にそういった、株式市場全体にマイナスの影響を与えることが起きれば、連休中の日本市場では対処ができなくなります。
ロスカットしたくても、連休明けの大幅ギャップダウンを待つ以外、何もできません(資金があれば他の市場に空売りをしかけてリスクヘッジ、なんてこともできるでしょうが、しっかり準備してスキルを付けておかないと難しいですね…)。
このように、悪材料が出たとしても、対処できなくなってしまうのが連休の恐さです。
ですので基本的に、「連休前にはポジションをすべてなくしておく」ことをオススメします。
ゴールデンウィーク前には売買が減ることが多い
また、ゴールデンウィーク前というのは、例年、売買が減ることが多いです。
売買が減るというのは、市場参加者が少なくなるということ。ボラティリティ(株価の流動性)が低くなるということです。
つまり、好きなときに買ったり売ったりがやりにくくなってしまうんですね。
何年も先を見据えた投資ならまだしも、値幅で利益を狙っているトレードでは、ボラティリティがないのは致命的です。
市場全体が盛り下がる時期なので、そんなときにはムリに参加せず、休んでおくのが鉄則です。
決算発表が多く、株価が変動しやすい
さらに、4月後半から、5月前半にかけて各企業の決算発表も増えてきます。
決算が多い時期というのも、なるべくならあまり積極的に売買しないほうが身のためです。なぜなら、決算というイベントも、株価にいきなり大きな影響を与えるものだからですね。
決算に向けて株価が大きく動いたり、決算後にいきなり急騰や急落が起きたりします。
決算を見越したルールをうまく作っていればいいですが、これもかなり熟練していないとなかなか難しいと思います。
ですので、決算発表の多い時期は、トレードするのは避けておくのが無難です。
株を持っていると、精神衛生上よろしくない
悪材料とかボラティリティとか決算とかもそうなんですが、これらの理由以上に
- 精神衛生上よろしくない
というのも、連休にトレードしない大きな理由です。
ポジションを抱えたまま10連休を迎えてしまうと、気持ち的にスッキリしません。
- 「この株、連休明けにはどうなるだろう…」
- 「上がるかな…上がるだろ…上がってくれ!」
- 「下がったどうしよう…こんなに株買ったのに…」
なんて、余計な思考が渦巻きながら、連休を過ごすことになります。

ましてや、悪材料が出たときにはもう不安の頂点です。
精神にもよろしくないですし、それが身体にも少なからず影響して、不調が出るかもしれません(大げさな話ではなく)。
せっかくの10連休、たまには株のことをさっぱり忘れましょう!
そして思いっきり遊んだり、休んだり、本業に打ち込んだりしてください!
長いこと株を塩漬けしている場合は?
そんなわけで、10連休には保有銘柄を持ち越さないほうがいいのですが、問題はあなたがまだ「塩漬け株」を持っている場合です。
塩漬け…売りたくないですよね?(笑)
おそらく、利益確定であればほとんど迷いなく売れるでしょう。
しかし、これまで売りを躊躇しつづけてきた塩漬け株がある場合は、そんな簡単に売れるか!って感じだと思います。
※「塩漬け」とは、以前に買った株が下がりつづけて、売りたくても売れず放置されている状況のことです。
そんな塩漬け株、連休前にはどうすればいいのか。
基本的にどんな状況でも、塩漬け株というのは持つべきものではありません。
なのでもちろん、今回の10連休の場合でも、塩漬け株がある場合はぜひロスカットしてしまいましょう!
もし何か月も塩漬けにしてある株があるのであれば、むしろ2019年の10連休を利用しちゃってください。
これまで呪縛となっていた、塩漬け株とおさらばできる絶好の機会ですよ!
10連休という言い訳を使って、ぜひ塩漬け株をすべて追い払ってしまいましょう^^
10連休前にすべての株を手仕舞うためにやること
ここまでで、連休前にはトレードしないほうがいいということがわかっていただけたかと思います。
では実際、10連休前にポジションを確実に手仕舞うために、何をすればいいのでしょうか。
10連休は4月27日から始まりますので、持っている株をすべて手仕舞えるのは、4月26日の金曜日までです。この日までには、確実にすべての株を決済するよう、気を付けておきましょう!
4月26日に場が見られない方は、「成行」注文を使って、26日の終値で売るよう注文しておくのがオススメです。
ですが、それだと本当に「なりゆきまかせ」になってしまうので、できれば4月22日からの週が始まったらすぐ、ポジションの手仕舞いを意識するといいですね。
なるべく決済できるタイミングを探るようにして、1週間を過ごすということです。
そして、4月22日からの週には、新しい銘柄を買うのはやめておきましょう。
連休前の週で株価が大きく動く可能性はもちろんありますが、だからこそ、慣れていない初心者さんは避けたほうが安全です。
むりやりそんな荒々しい市場で、10連休に持ち越してしまうリスクを持ちながら、トレードする必要はありません。
10連休が始まる1週間前からは、すべてのポジションを手仕舞いする方向で動き、新しいエントリーは避けるようにしていってくださいね!
まとめ
今回は、2019年のゴールデンウィーク10連休で、株をどうトレードするかをお伝えしました。
僕としては、「何も買わず、持っている株はすべて売って、連休は休む!」というスタンスがもっともオススメです。
連休前のゴタゴタした相場で、がんばって突っ込む必要はありません。
もしかしたら大きな動きに乗れる可能性もあるかもしれませんが、それ以上にデメリットもたくさんあります。
ぜひとも、株はいったんスッキリさせた状態で、10連休を楽しんでくださいね!
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。