株を売却するときの手数料って?

今回は、株売却に関する手数料について、解説していきます。

株をやるにあたって、気にかけなくちゃいけないのが手数料です。手数料の存在、意外と忘れがちではありませんか?

特に資金が少ない場合は、手数料も考えていないと口座のお金はいつの間にかどんどんなくなっていきます(;^_^A

わたくし秋ナスも、以前は適当な売買をしまくって、損失とともに手数料がはね上がったこともあります。資金10万円でやっていたはずなのに、よくよく計算したら手数料が月4万円近く取られていたこともありました(苦笑)

何も気にせずにいると、あなたの手数料も大変なことになってしまうかもしれません……。

そんな状況を防ぐためにも、手数料については必ず頭に入れたうえで、株取引をしていきましょう!

特に資金が10万円レベルであれば、手数料の金額もかなりシビアに資金に影響してきますので、損益と一緒に計算して資金を管理するよう、注意してくださいね!

株の手数料ってなに?

そもそも手数料とは何なのでしょう?

株の売却にかかる手数料とは、証券会社に払う仲介料のことです。

株の売買というのは、株を発行している会社と、株を買う人(株主やトレーダー)との間で取引されますよね。

ですがこのとき、株を発行する会社と、そこから株を買う人との間で、直接やり取りすることはできません。必ずこの間に、「証券会社」が入ってくることになります。

株の売買というのは、基本的に証券会社を通して行われています。

なので、僕らのように株を取引きする側としては、株を買うお金に加えて、証券会社にも仲介の手数料を払うことになります。株を発行する会社にお金を払うだけじゃなく、売買を取り持ってくれた証券会社にもお金を払うわけです(プラス、国に払う税金もありますね)。

僕らが利益を出そうがロスカットしようが、手数料は払う必要があります。

なので変な話、株の取引において一番得をしているのは証券会社ということになるのかもしれません。余談ですが、2014年に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』という映画が流行りましたが、あれはディカプリオ演じる証券マンが顧客にむりやり株を買わせて、その手数料でボロ儲けした証券会社の話でした(実話に基づいた話ですが、今の日本でそんなことにはならないのでご安心を)。

このように、株をやるのであれば手数料は切っても切れないものになります。では、手数料はどうやって決まるのか、詳しく見ていきましょう!

株の売却にかかる手数料の種類

株の売却にかかる手数料は、大きくわけて2種類存在します。

  • 1注文ごとにかかる手数料
  • 1日の合計約定金額にかかる手数料

この2つです。

いずれにせよ、株を取引きしたときの金額によって、手数料も変わってきます。株を10万円分買うのと、100万円分買うのでは、10万円分買うほうが手数料も安いということです。

上記2つのうち、どちらの手数料体系にするかは、実際に取引する前にあなた自身で選ぶことができます。基本的には最初に選んだものがそのまま継続していきますが、変更したい場合は、前日までの申請で変えられます(証券会社にもよるので要確認です)。

では、それぞれどんなものなのか解説していきますね。

1注文ごとにかかる手数料

1注文ごとにかかる手数料は、注文するたびに手数料が発生すると考えてください。

1回約定するごとに、その金額に応じて手数料がかかります。

たとえば、とある銘柄Aを買ったら、まずここで手数料が発生。それをその日のうちに売ったら、またそこで手数料が発生します。その日のうちに売らず翌日に持ち越して売っても、そこで手数料がかかります。

同時に銘柄B、銘柄Cと違う銘柄を買っていたら、各銘柄の注文ごとにさらなる手数料がかかります。売買するたびに手数料がかかるのが、このシステムですね。

1日の合計約定金額にかかる手数料

1日の合計約定金額にかかる手数料は、簡単に言ってしまえば1日定額プランのようなものです。1日に何回売買してもいいけれども、その取引の合計金額によって手数料が発生します。

たとえば、銘柄A、B、Cを同時に買い、その日のうちにすべて売ったとします。3銘柄で往復するので、取引回数は全部で6回です。1注文ごとの手数料であれば6回すべてに手数料が発生しますが、1日の定額プランの場合、手数料は1日が終わったあとに計算されます。

1日のすべての取引における合計約定金額において、手数料が決まるということですね。

どの手数料体系を選択すべきか?

どちらの手数料にすればお得なのかは、やはり取引する回数によります。デイトレードのように短い時間軸でやるなら取引回数は増えますし、長期の投資にするなら取引回数は減ってきますよね。

ただし、回数だけでなく売買の金額によっても変わってきます。このあたり、どちらが安くなるのか、いろいろな要素が絡み合うので、なかなかその境界を見分けるのが難しくなります。

意外とややこしい話なので、単純に自分が1日にどれだけ株をやるだろうかと考えてみてください。多く取引するだろうなという人は、1日の合計金額に対する手数料を選ぶといいと思います。

何回も売買するので、そのたびに手数料を払っていては大変です。短期のトレードで1日のうちに売り買いをくり返すことになりそうなら、合計金額に手数料を払ったほうがいいですね。

何回も売買するというのは、同じ銘柄で何回もという意味でもありますし、いくつもの銘柄を同時に手がけるということでもあります。銘柄数に関係なく、1日のうちのどれだけ注文をくり返すかで判断されるといいでしょう。

先ほど書いた、銘柄A、B、Cを1日に同時に3往復(買い×3、売り×3の計6回注文)を考えてみましょう。

1注文ごとの手数料と、1日の合計約定金額にかかる手数料を比較してみます。

    株価600円の3銘柄をすべて100株で買って、すぐに売ったとすると、約定金額は以下のとおりです(便宜上、株価はすべて同じとみて考えます)。

    銘柄ABCの売買の約定金額

    銘柄A買い⇒600円×100株=60,000円
    銘柄B買い⇒600円×100株=60,000円
    銘柄C買い⇒600円×100株=60,000円

    銘柄A売り⇒600円×100株=60,000円
    銘柄B売り⇒600円×100株=60,000円
    銘柄C売り⇒600円×100株=60,000円

    合計約定金額=360,000円

    SBI証券の手数料を参考に、右側に手数料を書いてみます。

    銘柄ABCの手数料

    銘柄A買い⇒600円×100株=60,000円(手数料:90円)
    銘柄B買い⇒600円×100株=60,000円(手数料:90円)
    銘柄C買い⇒600円×100株=60,000円(手数料:90円)

    銘柄A売り⇒600円×100株=60,000円(手数料:90円)
    銘柄B売り⇒600円×100株=60,000円(手数料:90円)
    銘柄C売り⇒600円×100株=60,000円(手数料:90円)

    1注文ごとの合計手数料⇒540円

    合計約定金額=360,000円

    1日合計金額の手数料⇒429円(SBI証券の合計50万円以下にかかる手数料)

    これだけの取引きをこなしたとき、1注文ごとでは540円の手数料だったものが、合計金額の手数料にしておけば429円で済んだということです。

    具体的に、何回の取引でどちらが特になるというのはハッキリわかりませんが、1日に1回とか2回の注文なのであれば1注文ごと、5回とか6回しそうなイメージだったら定額を選ばれるといいでしょう。

    また、SBI証券など、1日の合計約定金額10万円以下の手数料が無料になるプランもあります。資金の少ないうちはこの制度も活用できるので、合計約定金額のプランにしたほうが得になることが多いです。

    まとめ

    今回は、株の売却に関する手数料について、解説させていただきました。手数料も株をやるうえでかなり大事なポイントになってきますので、存在を忘れないようにしておきましょう。

    株の手数料は、1注文ごとにかかる手数料と、1日の合計約定金額にかかる手数料の2種類がだいたいの証券会社にあります。取引回数が少なそうなら1注文ごと、多くなりそうなら合計約定金額にかかる手数料を選んでみてください。

    資金がまだ少ない場合は、10万円以下手数料無料というシステムをぜひ活用してください。1日の合計約定金額が10万円以下の場合、手数料が無料になるサービスです。SBI証券や松井証券などで導入されています。

    以下の記事で、オススメの証券会社の主な手数料を掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。どの証券会社で手数料無料なのかもわかります^^

    >>株を始めるのにおすすめの証券口座5選

    資金が枯渇しないよう、手数料はなるべくおさえながら、トレードしていきましょう!