株トレードで狙うべき銘柄とは?

今回は、株のトレードをするにあたって、「どの銘柄を狙うべきなのか」について解説していきます。

株の初心者であれば、だれもが一度は悩むのが買う「銘柄」ですよね。FXや仮想通貨とは違い、株式は買う銘柄の選択肢が山のようにあります。その数、実に約4,000銘柄以上です。この中から、「上がる銘柄」(儲かる銘柄)を狙おうとするのは、初心者にとってはなかなか難しいところです。

では、どうやって「上がる銘柄」を見つけにいくのか。

まず、そもそもですが……

「上がる銘柄を探すことは不可能です」

探す方法を教えそうな感じで始めておいてアレなんですが、上がる銘柄を探すことなんて、そもそも不可能なんです。このことがわかっていないと、上がる銘柄を追い求めて、そのことばかりに気を取られてしまいます。

気持ちはよくわかります。

「上がる=儲かる」わけなので、どれを買ったら儲かるかって、やっぱり気になりますよね(空売りの話はここでは置いておきます)。上がる銘柄さえわかれば儲かると考えてしまうので、当然のことです。

ですがこれこそが、初心者がおちいりやすい負のループの始まりなんです。

どうにかして「上がる銘柄」を探そうと、必死にチャートの分析を勉強してみたり、本を読んでみたりするわけです。うまくいきそうなテクニックを試しては、損したときに「何かがおかしい」と思って、また違うことを試し、また損を出してしまう。結果、「上がる銘柄」なんて見つからずに、損失だけ残って株をやめるハメになってしまうんですね。

もちろん、分析したり本を読むのはいいことですが、目的が違います。銘柄を探し当てる技術を磨くためではありません。

「上がる銘柄」を探すための方法なんて、この世には存在しないのです。

一体どういうことなのか、具体的に解説していきますね。

株トレードは、上がる銘柄を探すゲームではない

あなたがもし、「株は銘柄が大事だ」と思っているのであれば、それは違います。

絶対に上がる銘柄なんてありません。そして、上がる銘柄を探す方法も、この世には存在しません。

「いや、そうは言ったって、儲かる銘柄を買うから儲かるんでしょ?」

と思われるかもしれません。

たしかにその通りです。その通りなんですが、ちょっとだけ見方が違います。株で稼いでいる人は、上がる銘柄を探しているのではありません。

「買った銘柄が、たまたま結果的に上がっている」というだけです。

たくさん分析して、上がる銘柄を探し当てているように見えるかもしれませんが、そうじゃないんです。

世の中には様々な、株の値動きに対して、たくさんの分析方法があります。四季報を見たり、企業の成長を予測したり、チャートを見たり……その中で、小難しい計算で数値を出したりして、この銘柄はいくらまで伸びるとか、ここから上へ行くとか、そういった分析をしています。

が、これらの中で確実なものは何ひとつとしてありません。どれだけ細かく分析したところで、上がる銘柄を当てる確実な方法は、存在しえないのです。

なぜなら、株の売買というのはコンピューター上で行われるゲームではなく、「人と人とのお金のやり取り」だからです。

 

コンピューター相手じゃなく、人を相手に株の売買している

 

株の売買は、すべてコンピューターがやっているわけではありません。売買しているのは、僕ら「人間」です。人間の感情ひとつで、値動きが決まります。そのため、毎回毎回、決まった動きをしたり、分析どおりに動くことはありえないわけです。

もちろんある程度のパターンは見えてきますが、それは確実ではありません。あなたと同じ時間帯に、同じ銘柄をトレードしているトレーダーが世界中に山ほどいるからです。

それら全員が毎回同じ人間で、同じタイミングで同じ感情にならない限り、確実な値動きというのはありえないわけですね。

プロはなぜ上がる銘柄を当てられるのか

じゃあ、株で稼ぐ人たちは、何でバンバン上がる銘柄を当てられるのでしょうか?

まず、そもそもなんですが、プロの株トレーダーたちは上がる銘柄を当てているわけではありません。買った銘柄が上がったら「勝ち」、下がったら「負け」と言うなら、プロたちはガンガン負けています

ここが、初心者が抱く最初のカン違いです。

わたくし秋ナスも、はじめはそう思っていました。プロたちはいい分析方法を使って、上がる銘柄をうまく予測して、勝ちを多くしているのだと思っていました。でも、そうではないんです。

勝つための銘柄探しが上手なのではありません。「エントリーした銘柄をどう処理するか」がうまいのです。

  • 勝てるかどうかはわからないけど、エントリーしてみる
  • もし上がったら、しかるべきポイントで利益確定の売り
  • もし下がったら、しかるべきポイントでロスカットの売り

これを繰り返して、トータルでの結果が

利益>損失

となるように、調整しているわけです。

  • いくらで買って、いくらで売るか
  • 何株買って、何株売るか

こういった売買の調整が、銘柄選びよりもはるかに大事なんです。

なので、これから株で稼ごうと思うのであれば、「どの銘柄がいいか?」の視点だけでトレードするのではなく、「どう売買したらトータルで利益が残るか」の視点をメインで考える必要があるんですね。

勝てる確率が高そうな銘柄を狙う

とはいえ、狙う銘柄は何でもいいのかと言われれば、もちろんそんなことはありません。「上がる銘柄」を当てる方法はありませんが、「上がりそうな銘柄」を絞り込む方法なら存在します。

それをこれから、具体的に解説していきます。

なお、これからの解説は「投資」ではなく「トレード」における、銘柄探しの話です。「投資」と「トレード」の違いについては、こちらの記事を参考にしてください。

>>資金10万円で株を始めるときの重要なポイント

1.売買のさかんな銘柄

トレードで利益を得るためには、多く売買されている銘柄を狙いにいきます。トレードする人が多く集まっている銘柄です。言ってみれば、その日の「人気銘柄」ですね。

人が多く集まり、売買がさかんに行われていないと、価格が動いてくれないからです。価格が動いてくれないと、価格の差で利益を取るトレーダーにとって、値動きがないのは致命的なわけです。それに、好きなタイミングで注文を出せなくなってしまうため、買いたくても買えない売りたくても売れない、なんて状況も起こってしまいます。

なのでまずは、売買のさかんな人気銘柄を絞り込みましょう。

やり方としては、その日の「値上がり率ランキング」を見るのがオススメです。その日のうち、上がっている銘柄をランキング形式で見ていきます。

株情報を発信しているサイトを見てもいいですし、証券会社のツールを使ってもいいです。たいていの場合ツールを使って取引すると思いますので、ツールから見ると手っ取り早いですね。どの証券会社のツールにも値上がり率ランキングはあるはずなので、ぜひ試してみてください。

 

値上がり率ランキングから銘柄を絞り込む

 

他にもいろいろなランキングがありますが、上がりそうな銘柄を狙いにいくのであれば、値上がり率ランキングを確認するといいでしょう。さらにその中でも、「売買代金の高いもの」を見ていけば、その日の人気銘柄を絞り込んでいけます。

2.チャート分析を使う

人気銘柄の中からさらに、具体的にチャートを分析して、「上がりそうな確率の高い銘柄」を絞り込んでいきます。

チャートの分析には、「テクニカル指標」というものを使います。株の値動きを数値化し、パターンを見つけるための指標です。テクニカル指標を使うと、さまざまな計算式から、これから上がっていくであろうチャートを見分けられるようになります。

テクニカル指標も両手で数え切れないほどあります。どれが一番いいとかはないですが、どれか一つに決めておくといいですね。あまり多く使いすぎても、頭がこんがらがるだけなので(;^_^A

テクニカルについてしっかり勉強したい方は、イチオシ株本のページで紹介している『株価チャート 黄金練習帳』を読んでみてください。

>>イチオシ株本

テクニカル指標を使って、1で選んだ人気銘柄を見てみます。その中で、エントリーできそうなサインが出ていれば、エントリーします。

あとは、なるべく損をおさえるように売り注文を決めて、トレードしていく流れです。損をおさえることについては、こちらの記事もぜひご一読ください。

>>株でリスクを取ることの意味

株トレードで狙うべき銘柄のまとめ

今回は、株の銘柄選びについて、解説させていただきました。

一番大事なポイントは、「絶対に上がる銘柄なんてない」ということです。

トレードで稼ぐために重要なのは、銘柄探しではありません。「上がりそうな銘柄を絞り込んで、そのあとどう注文を出していくか」がカギとなります。

かといって、4,000以上もある銘柄を、何でもかんでも適当に選べばいいというわけではありません。上がる銘柄を探し当てることはできませんが、買った銘柄が上がる可能性を高めることはできます。そのために、まずは狙うべき銘柄を絞り込んでみましょう。

絞り込むには、

  1. 値上がり率ランキングを使って、人気のある銘柄を選ぶ
  2. チャートを見て、上がりそうなサインが出ているかを判断する

ここまでやって、買う銘柄を決めてください。

くり返しますが、人気銘柄を選んでチャートを分析するのは、あくまで「絞り込み」です。このくらいまで絞り込めば、適当に買うよりは勝てる確率が高くなるだろうというレベルです。

これをやったからといって、勝てる銘柄が見つかるわけではありませんので、気をつけてくださいね!

 

銘柄の絞りこみ方については、メール講座でも解説しています。

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